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今日は“ご縁とは?”と、調べてみました。
「ご縁」は、お釈迦さまが説いた大切な教えである「縁起」に由来する言葉です。
お釈迦さまはさとりを開かれ、その後45年間にわたりさまざまな教えを説かれましたが、その教えの根本が「縁起」であるといわれています。
お釈迦さまは、人が生まれ、老い、病み、やがて死にいたるという苦しみの原因を探っていき、その原因が人間相互の根本的な欲望や愚かさであることを見いだしました。そのうえでその愚かさが生み出す苦悩を、「智」によって解放していく道を示されたのです。
お釈迦さまのさとりは、苦しみの原因を、時間をさかのぼって観察することで得られた境地であり、もともと「縁起」は、時間的な経過の中での原因と結果の関係を意味していました。 しかし、後の時代に成ると、あらゆる存在は、他のものとの関係の中で存在しているという、相互の依存関係を意味するようにもなりました。つまり、「縁起」とは、私たちには見極めることが困難なものですが、宇宙のあらゆるものは時間的にも、相互の関係としても、結びつき合って存在しているのであり、バラバラに存在しているようであっても、個別に単独で存在しているものはないという、この世界に真実のあり方を示す思想を表現する言葉になりました。 ですから、時間的なつながりと、互いの存在が同時的につながり合っているという二つの私たちの存在を規定するとともに、仏教徒として生きる道を明らかにする奥深い原理が、この短い「縁起」という言葉に集約されているのです。
いかがでしたか。
アドバイザー山本