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私の友人にとても仲の良いご夫婦がみえます。
友人夫婦に、夫婦円満の秘訣は何かと尋ねたら、「思い合うこと」という応えが返ってきました。
確かに「夫は妻を思い、妻は夫を思う」という関係が理想です。
この関係が保たれている間は、夫婦関係が悪くなることはありません。
悪くなるのは「思い合うこと」のバランスが崩れ始めてからです。
分かってもらおうという気持ちが夫婦互いに強すぎると、自然と仲が悪くなります。
自分優先で物事を考えると、相手より、自分に気持ちがむきます。
もちろん人間ですから「思ってもらいたい」という気持ちはあって当然です。
もっと自分のことを見てもらい「理解してもらいたい。考えてもらいたい」という気持ちもでるでしょう。
しかし、その気持ちがあまりに大きくなりすぎると、関係がおかしくなります。
自分の話ばかりをするようになったり、自分の都合で物事を考えるようになったり、自分の希望ばかりを口にするようになります。
「相手を大切にしよう」という気持ちより「自分を大切にしてもらいたい」という気持ちのほうが大きいと、夫婦は破たんします。
それは相手の都合を忘れ、自分のことしか考えなくなっているからです。
仲のいい夫婦を実現するためには「分かってもらう」より「分かってあげること」が大切です。
思ってもらうのではありません。
まず相手のことを思ってあげようとすると、自然と思ってもらえるようになります。
あなたの周りを見てください。どんな夫婦がいるでしょう。
相手を思う気持ちがきちんと相手に伝われば、相手もあなたのことをより思ってくれるようになります。
最初に必要なのは、理解をされるより、理解することです。
皆様は如何お考えになりますか。
アドバイザー山本