相手への気遣い

商品を買うとき、値切り交渉したことはないですか。

海外旅行に行くと、現地で商品を購入する際の駆け引きも楽しみの一つです。

しかし、値切り交渉で失敗しやすいパターンがあります。

いきなり値切ろうとする姿勢を見せるときです。

お店の方にいきなり「もっと安くなりませんか」と値切り交渉を持ち出しても、なかなかうまくいきません。

相手も人間です。

いきなり「値切ってくれ」と言われれば、多少安くしてもいいけど・・・と思っていても、応じてくれません。

値段交渉にはコツがあります。

相手の立場に立つことから始めるのが、ポイントです。

店員のそばに行き、こう話し掛けてみてください。「立ち仕事は大変ですよね。いつも何時間くらい立っているのですか」

店員さんは自分の立場を分かってもらえたことに嬉しく、少しまけるよと言ってくれたりします。

これは成功例ですが、この場合は相手を思うから交渉が上手くいったのです。

誰だって最初から仲良くなれるわけではありません。

でも仲良くなれたら、相手の為に何かしたい・・・と気持ちが緩みます。

気持ちが緩む・・・これは大事なことです。

相手が自分を尊重してくれる。理解し共感してくれる。自分を認めてくれる。

そこから人間関係が築けます。

値切り交渉も、普段での会話も、相手の気遣いは変わらないのではないでしょうか。

アドバイザー山本