60代の婚活ガイド|結婚相談所の活用法と家族・相続・トラブル対策
「子どもが独立して一人の時間が増えた」「これからの人生を一緒に楽しめる人がほしい」。60代になってから婚活を考える方は、決して少なくありません。一方で、「この年齢で婚活をしてもいいのだろうか」「家族にどう話せばいいのか」と、一歩を踏み出せずにいる方も多いようです。
60代の婚活は、若い世代のように「条件の良い相手を探す」ことよりも、「穏やかに支え合えるパートナーを、安全な方法で見つけること」が中心になります。結婚の形(入籍・事実婚など)や、子ども・相続・住まいについて早めに整理しておけば、60代からでも前向きに婚活を進められます。この記事では、60代の婚活で押さえておきたい出会い方の選び方や、家族との話し合い、トラブルを防ぐポイントを具体的に解説します。
読了目安:約10分
この記事でわかること
- 60代の婚活で考えたい「入籍・事実婚・別居パートナー」という関係の形
- 出会い方の比較と、結婚相談所が60代に向いている理由
- 子ども・相続・住まいの話し合い方とトラブルを防ぐチェックリスト
結論:60代の婚活は、望む関係の形をはっきりさせ、身元が確認できる安全な場で、家族とも話し合いながら進めることが大切です。
60代で婚活を考える人が多い背景
人生100年時代といわれる今、60代はまだ人生の折り返しを過ぎたばかりという感覚の方も多いでしょう。定年後も働き続けたり、趣味や地域活動に打ち込んだりと、60代の生き方は多様になっています。
また、生涯一度も結婚していない人の割合も上がっています。国立社会保障・人口問題研究所の集計では、50歳時未婚率は2020年に男性28.25%、女性17.81%で、2015年の男性24.77%、女性14.89%から上昇しました(出典:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」2025年版)。60代で独身の方の中には、初婚の方もいれば、離婚や死別を経験された方もいます。
再婚も珍しいことではありません。ニッセイ基礎研究所の分析によると、2020年の婚姻のうち、夫婦のどちらか、または両方が再婚であるケースは26.7%にのぼります(出典:ニッセイ基礎研究所「人口動態統計」2020年の分析)。結婚の形が多様になった今、60代でパートナーを探すことは、自然な選択肢の一つになっています。「一人の気楽さもあるけれど、病気をしたときや年末年始に寂しさを感じる」「会話の相手がほしい」といった、日々の暮らしに根ざした理由から婚活を始める方も多くいらっしゃいます。
60代の婚活では「結婚」と「パートナー」のどちらを求める?
60代の婚活でまず考えておきたいのが、「どのような関係を望むのか」です。若い世代の婚活は入籍が前提になりがちですが、60代では選択肢が広がります。
| 関係の形 | 特徴 | 考えておきたいこと |
|---|---|---|
| 入籍する結婚 | 法律上の夫婦となり、配偶者として相続人になる | 子どもへの説明、財産の分け方 |
| 事実婚 | 同居して生活をともにするが、籍は入れない | 法律上の相続権がないため、遺言などの準備 |
| 別居のパートナー(週末婚など) | それぞれの住まいを保ちながら交流する | 会う頻度、病気の際の支え方 |
どの形が正解ということはありません。大切なのは、自分の希望をはっきりさせ、お相手と早い段階ですり合わせることです。「入籍は考えていないが、一緒に旅行や食事を楽しめる人がいい」という希望も、プロフィールや初回の面談で率直に伝えておくと、ミスマッチを避けやすくなります。
60代の出会い方の比較と、結婚相談所が向いている理由
主な出会い方の特徴
60代の出会いの場には、結婚相談所のほか、シニア向けの婚活アプリ、趣味のサークルや地域の活動などがあります。それぞれの特徴を見てみましょう。
- 結婚相談所:独身証明書などの書類を提出した人同士が出会うため、身元の確かさという点で安心感があります。担当者がお見合いの日程調整や交際の相談に乗ってくれます。
- シニア向け婚活アプリ:自宅から手軽に始められ、費用も抑えやすい一方、相手の独身や身元の確認は自分で行う必要があります。スマートフォンの操作に慣れていることも前提になります。
- 趣味のサークル・地域活動:料理教室やダンス、ウォーキングなど、共通の趣味を通じて自然に知り合えます。ただし、参加者が結婚やパートナーを望んでいるとは限りません。
60代の婚活では、「出会いの数」よりも「安全に、真剣な人と出会えるか」を重視するのがおすすめです。特に、離婚・死別を経て財産を持っている方や、一人暮らしの方は、身元が確認された相手と出会える仕組みを選ぶと安心です。
結婚相談所が60代に選ばれる理由
60代の方が結婚相談所を選ぶ理由として、次のような点が挙げられます。
- 書類による身元確認:独身証明書や収入証明書などの提出が求められるため、既婚者や身元のはっきりしない人と出会うリスクを減らせます。
- 仲介者がいる安心感:お見合いの申し込みやお断りを担当者が仲介するため、直接言いにくいことも角を立てずに伝えられます。
- 話しにくいことの確認:家族構成、住まい、介護の考え方など、デリケートな話題をカウンセラーを通して確認できます。お相手の人柄や生活の様子を、第三者の視点から教えてもらえるのも心強い点です。
- 同年代・年の差の出会い:会員数の多い連盟に加盟していれば、同年代から少し年下・年上まで、幅広い出会いが期待できます。
また、IBJの成婚白書によると、再婚の人の活動期間は約8か月、交際期間は約3.5か月で、初婚の人(活動約9か月・交際約4か月)より短い傾向がありました(出典:IBJ「IBJ成婚白書」2024年度版)。人生経験を重ね、結婚生活のイメージがはっきりしている人ほど、判断が早い傾向があるといえそうです。
子ども・相続・住まい:家族への伝え方と事前の話し合い
60代の婚活で避けて通れないのが、家族、特に子どもとの関係です。「親の再婚に子どもが反対している」という悩みは、シニア婚活でよく聞かれます。反対の背景には、親を心配する気持ちのほか、相続や実家の扱いへの不安があることも少なくありません。
子どもへの伝え方
婚活を始める段階で、「これからの人生を一緒に過ごせる人を探したい」と、気持ちを率直に伝えておくのがおすすめです。お相手が決まってから突然報告するよりも、早めに話しておくほうが受け入れてもらいやすくなります。子ども世代にとっても、親が信頼できる場で活動していると分かれば安心材料になります。お相手を紹介するときは、食事会など和やかな場を設けるとよいでしょう。
相続・財産について
入籍すると、お相手は法律上の配偶者として相続人になります。子どもの相続分との関係で不安がある場合は、遺言書を作成しておく、公正証書で取り決めを残すといった方法があります。具体的な手続きについては、弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。
住まいと生活費
どちらの家に住むのか、新しく住まいを用意するのか、生活費をどう分担するのかも、交際の早い段階で話し合っておきたいテーマです。年金や収入の状況を互いに無理なく伝えられる関係かどうかも、相性を判断する一つの目安になります。将来どちらかに介護が必要になった場合の考え方や、お墓・法事など親族との付き合い方も、可能な範囲で確認しておくと、結婚後の行き違いを防げます。一度にすべてを話そうとせず、交際の段階に合わせて少しずつ話題にしていくのがよいでしょう。
60代の婚活で気をつけたいトラブルと防ぎ方
シニア世代の婚活では、金銭が絡むトラブルに注意が必要です。特にインターネット上で知り合った相手から、投資話や借金の申し込みをされるケース(いわゆるロマンス詐欺)が問題になっています。次のチェックリストを参考にしてください。
- 会ったことがないのに、強い好意を示してくる
- 海外在住や仕事の事情を理由に、なかなか会おうとしない
- 高い利益をうたって、投資や事業への出資を勧めてくる
- 病気・事故・トラブルを理由にお金を貸してほしいと言う
- 家族や友人に交際を話さないよう求める
一つでも当てはまる場合は、すぐにお金を渡さず、家族や信頼できる人に相談しましょう。結婚相談所で活動している場合は、担当カウンセラーに状況を伝えることで、冷静に判断する助けになります。交際中にお金の貸し借りをしないことは、60代の婚活の基本的なルールです。
60代の婚活を成功に近づけるコツ
60代の婚活では、若い頃とは違う視点が大切になります。これまでの記事でもお伝えしてきたように、「聞く力」を大切にしながら、婚活の過程そのものを楽しむ姿勢が良いご縁につながります。
- 健康と身だしなみを整える:清潔感のある服装や、元気に過ごしている様子は、何よりの好印象につながります。
- 過去の話をしすぎない:前の配偶者や仕事の武勇伝より、これからやりたいことを話しましょう。
- 相手の生活ペースを尊重する:長年の習慣やこだわりはお互いにあるものです。違いを楽しむ余裕を持ちましょう。
- 年齢の条件を広めに設定する:同年代にこだわらず、5歳程度の幅を持たせると出会いが広がります。
- デートは昼間の落ち着いた場所から:ランチや美術館、庭園の散策など、会話を楽しめる場所を選ぶと、お互いに無理なく過ごせます。
60代の方の中には、「若い頃のように恋愛感情が湧くか不安」という方もいます。しかし、この年代のパートナー選びでは、一緒にいて気を遣いすぎないこと、体調が悪いときに声をかけ合えることなど、日々の安心感を大切にする方が多いものです。最初のお見合いでピンとこなくても、2〜3回会う中で相手の良さが見えてくることもあります。焦らず、しかし先延ばしにしすぎず、自分のペースで関係を育てていきましょう。
60代が結婚相談所を選ぶときのチェックポイント
結婚相談所を選ぶ際は、同年代の会員がどのくらいいるか、再婚や年の差婚のサポート経験があるか、料金体系がわかりやすいかを確認しましょう。月会費だけでなく、入会金・お見合い料・成婚料を含めた総額で比べることが大切です。また、サロンへの通いやすさやオンライン対応の有無も、長く活動を続けるうえで見ておきたいポイントです。費用の目安は料金プランのページでも確認できます。
デュオブライダルでの60代の婚活
デュオブライダルの入会条件は、20歳以上の独身で真剣に結婚を考えている方です(男性は安定収入があることが条件です)。書類がそろえば最短1週間で活動を始められます。年の差婚や再婚のサポートを得意としており、専任カウンセラーが担当会員数平均40名という体制で、お一人おひとりに寄り添います。IBJ(約10万名)・TMS・BIU・JBA・NNRと連携し、連携サービスで最大30万人をご紹介できます(2025年9月時点)。横浜本店・新宿・名古屋・秋葉原のサロンのほか、オンラインでのご相談も可能です。成婚退会後も12ヵ月の無料フォローがあります。活動の流れはご成婚までの流れ、再婚については再婚のポイントもご覧ください。
よくある質問
Q. 60代でも結婚相談所に入会できますか?
多くの結婚相談所では、独身であることや収入の安定などの条件を満たせば、60代でも入会できます。ただし、入会条件や会員の年齢層は相談所によって異なります。入会前の無料相談で、同年代の会員がどのくらいいるか、ご自身の希望に合う活動ができるかを確認してみてください。
Q. 入籍しないパートナー探しでも利用できますか?
結婚相談所は基本的に結婚を前提とした出会いの場ですが、60代では入籍の形について柔軟に考える方もいます。事実婚などの希望がある場合は、担当カウンセラーに伝え、同じ考えのお相手を探してもらうとよいでしょう。
Q. 子どもに反対されたらどうすればいいですか?
まずは反対の理由を丁寧に聞くことが大切です。相続や住まいへの不安が理由であれば、遺言書の作成などで解決できる場合もあります。お相手と子どもが顔を合わせる機会をつくり、時間をかけて理解を得ていきましょう。
まとめ
60代の婚活は、「どのような関係を望むか」をはっきりさせ、安全な方法で真剣なお相手を探すことが基本です。結婚相談所なら、書類による身元確認や担当者の仲介があり、子どもや相続などデリケートな話題も相談しながら進められます。お金の貸し借りなどのトラブルに注意しつつ、これからの人生を一緒に楽しめるパートナーとの出会いを前向きに探してみてください。


