【フリーダイヤル】0120-50-4122
【フリーダイヤル】0120-50-4122
── 永遠
「Yちゃん、久しぶりにTV塔に行ってみない?ここから近いし!」
「えっ?まぁ、いいけどなんで?」
「この前行ったのは昼間だったからさ、夜景でも見たくなってさ。
「そっか。私も初めてかも!
こんな会話をしながら計画通りテレビ塔に上ることに成功。夜景を見ながらいつものように会話をしているが、緊張は高まるばかり。「早めに言わないとドキドキが彼女に聞こえてしまいそうだ!」そう思うともう早く想いを伝えてしまいたい気持ちになり、タイミングを探した。
会話が途切れて少し間ができた瞬間、サッと腰を屈めて思い切って声を絞り出す。
「僕と結婚してください!」
頭を下げたまま彼女の答えを待った。あまりに急だったから驚いてしまったに違いない。少し間があいた。そして小さな声が聞こえた。
「はい。」
頭を上げると、僕が差し出した指輪を見つめる彼女の目から涙がたくさん溢れていた。知らない間に自分も涙を流していたらしい。涙が頬を伝う感触で少しずつ現実に戻る。
僕らふたりの光景は周りの人に見られていたようで、夜景を楽しむ人々が僕らを囲んで
「わぁ。おめでとう!」
と口々に言いながら拍手を送ってくれていた。
こんな風に祝福されて照れ臭かったけれど、これからどんなことがあってもこの感動に立ち返れば乗り越えていけるような気がしている。
翌日デュオブライダルに向かい、カウンセラーさんに報告をすると「スゴイ!素敵過ぎますね!」という言葉の連発で、自分の喜びも増して笑顔が止まらなくなった。
それから数週間後、彼女とふたりで成婚の手続きにサロンへ行った時、スタッフさんが僕らのツーショット写真を大事そうに撮影した。
思ってみれば、最初にプチお見合いに来た日に見たたくさんのカップルの写真。あれは、こうやって成婚が決まった時に撮影をした写真だったのだ。自分が体験してみると感動もひとしおだ。
こんなに早く将来を共にする人とめぐり合えるのだったらもっと早く入会しておけばよかったかな?いや、タイミングがずれていたら嫁さんと出会うことはなかっただろう。
振り返ると、お見合いパーティーばかり行っていたころは辛い思いもしたけれど、今となっては良い思い出だ。デュオブライダルで全て払拭できたと思っている。